おせち料理とは
師走も終わりに近づくと、まさに年の瀬の風情。
年内中に仕事を終わらせなきゃ!
年賀状を書かなくては!
あっ、大掃除もしなきゃ!
などと、慌ただしくなりますよね。
あっ、何か忘れてませんか?
そうそう。
日本人と言えば「おせち料理」ですよね。
おせち料理がなければ、正月は迎えられません。
そんな「おせち料理」ですが、漢字で書くと「御節料理」となります。
つまり、もともとは季節の変わり目の節目、いわゆる、節供に神様にお供えした料理のことですが、その中でも正月が一番重要な節句であることから、「おせち料理」といえば正月料理をさすようになりました。
おせち料理は、年神様へのお供えの料理であり、また家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあります。
五穀豊穣、子孫繁栄、家族の安全と健康などの意味を込めて山や海の幸を盛り込むものです。
このように本来は家々で作るものですが、忙しい現代社会では、料亭が作るおせち料理の通信販売をはじめ、デパートやスーパーの出来あいのもので済ませてしまうことも多いようです。
とはいえ、家庭で作る、本来のおせち料理には、このようにきちんといわれがあります。
次項からは、もう少し詳しく見ていきましょう。