しもつかれってなに?
「しもつかれ」とは栃木の郷土料理のことです。
厳密には、2月に作る料理だそうですが、かなり正月料理に近いので御紹介させていただきます。
鮭の頭と野菜の切りくずを大根おろしと酒粕で混ぜた家庭料理で、栃木では給食でも出るそうです。
と、ここまで書きましたが、味の想像がまったくつきませんよね。
「しもつかれを7軒食べ歩くと無病息災」と言われ、隣近所でやりとりする風習があります。
その際、家庭によって味が全然違うので、その出来栄えにびっくりすることもあるそうです。
どうでしょうか。
料理なのに奇怪な感じですね。
食べ方としては、温めてもいいし、冷めたままでもいいし、米にかけて食べたり、お茶うけに出されたりします。
表面が凍ったものが最良とする地域もあるそうです。
もう、さっぱりわけがわかりませんね。
というわけで、栃木在住の友人に
「しもつかれってどんな味?」
と聞いたことがあるのですが、30秒ほど押し黙ったのちに、
「…うーん、なんだろう」
とのことでした。
美味いのかどうかだけ教えてほしいと、聞いたところ
「…美味くも不味くもない」
と言われました。
冬に、栃木にじかに食べに行こうという決意が新たになった瞬間です。