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チョロギってなに?

おせち料理の中で、ひときわ異彩を放つのが「チョロギ」です。

そうです、赤い芋虫のようななんだかわからないアレです。

おわかりいただけますでしょうか。

実は、チョロギはシソ科の植物で、その球根状の塊茎部分が食用とされています。

あれは気持ちの悪い昆虫の一種ではないだろうか?
と思っていた方は安心されたことでしょう。

なぜ赤いかというと、梅酢・シソ酢につけるからです。

黒豆と添えることで、「赤黒」のビジュアルから、おせち料理を賑やかしく、派手に彩ってくれます。

また、漢字を「長老喜」などと当てることから、非常に縁起の良い食べ物とされています。

あまり見かけることの少ないチョロギですが、実は、パックおつまみとして村岡食品工業から発売されており、コンビニやスーパーでも買うことができます。
(気にすることが少ないと思いますが、本当に売ってます)

また、日本だけでなく、フランスでは「crosne」と呼ばれ、スープや炒め物などに使われるのだそうです。

フランス料理にも登場するなんて意外ですね。

このように、実はメジャーな存在のチョロギ。

食べず嫌いの方もチャレンジしてみてはいかがでしょう。